不動産を初めて買う時にどんな流れ、スケジュールになるか分からないと質問されることあります。
本日は不動産を購入するときの流れにについて説明していきます。
目次
お申し込み
まずは、買いたい物件が決まったら不動産会社に購入意思を示す、購入申込書を提出します。
一般的にこの時書面に、
- いくらで買いたいのか
- 手付金はいくら払うのか
- いつ契約するのか
- いつ引き渡すのか
- 融資は使うのか
などこちらの希望を相手方に伝えます。
ローン事前審査
書面で相手方と合意が取れれば、融資を使う場合であれば銀行にローンの事前審査書類を提出します。
また、申込みとローンの事前審査は並行して行うことや先にローンの事前審査を行うなど順番が前後することもあります。
銀行ローンの事前審査書類の他に添付書類も必要になります。
ローンを提出する書類は銀行によって変わることがありますが、
一般的には、
- 運転免許証(身分証明書)
- 健康保険証
- 源泉徴収票
- 既存ローンの支払明細
- 確定申告書(確定申告をしていれば)
上記書類を銀行の事前申込書と一緒に銀行に提出すれば審査に入ってくれます。
銀行審査は約1週間から2週間程度かかります。
ネット銀行の場合は事前審査では返済比率など数字面でしかみないので3日ほどで結果はわかります。
ご契約
無事、ローンの事前審査が通れば次は売買契約を行います。
契約書と重要事項説明書を取り交わし、手付金を支払えば売買契約完了です。
ちなみに手付金は一般的に物件価格の5%~10%を手付金として売り主に支払います。
(手付金は売買代金に充当されます)
売買契約の際に必要になる添付書類は、
- 手付金
- 印紙代(契約書に貼付)
- 仲介手数料半金(決済時に一括支払いの場合もある)
- 印鑑(シャチハタ以外)
- 運転免許証(身分証明書)
一般的に契約の際に上記書類が必要になります。
ローン本申込み
ローンの事前審査に通過して無事売買契約が完了すれば、銀行にローンの本申込みを行います。
ローンの本申込書は事前審査に記入した内容とほぼ同じ内容で問題ありません。
本申込みはだいたい一週間くらいで結果がわかります。銀行の事前審査に通過していればほとんど本審査も通過します。
ネット銀行の場合は、事前審査で返済比率など数字面でしか見ないので、本審査で初めて個人の審査をしっかり行うので約一ヶ月かかることもあります。
また、銀行審査の場合は事前審査でしっかり個人の調査を行うので、事前審査を通過すればほとんどの場合は本審査も通過しますが、ネット銀行は事前審査でほとんど個人の審査を行わないので、通常の銀行融資に比べ、本審査で落ちる可能性が高くなります。
金銭消費貸借契約
本審査も通過すれば、次は借入金の返済方法や金利などについて銀行との契約、金銭消費貸借契約を行います。
売買契約の際は印鑑は実印でなくても構いませんが、金銭消費貸借契約の場合は必ず実印で行います。
金銭消費貸借契約の際には、
- 運転免許証(身分証明書)
- 実印
- 銀行印
- 住民票(新住所)
- 印鑑証明
上記書類が必要になります。
決済・お引渡し
金銭消費貸借契約が完了すれば、融資の実行、決済・お引渡しを行います。
物件の決済・お引渡しは平日に銀行窓口が空いている時に行います。
決済の際には不動産業者、売主と司法書士が同席して行います。
無事、融資が下りて売主にお金を送金できれば、司法書士が所有権移転を行い決済・お引渡しの完了となります。
まとめ
これが物件の買う時の一連の流れになります。
物件を買うときには申込みから引き渡しまでには通常約一ヶ月かかります。
また、物件にもよりますが購入してから不動産取得税や住宅ローン減税を利用する場合は、お引渡し後に処理が必要になりますのでそちらも忘れないようにしておいて下さい。